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ラッパー般若さんの新刊『般若、井戸を掘る』を刊行します(4月24日発売)

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424日、ラッパー般若さんの新刊『般若、井戸を掘る』を刊行します。

(※書店員の皆さまへ 『般若、井戸を掘る』の注文書はこちらになります)

般若さんとこの本の話をしたのは2024年冬。その年の8月に「BATTLE SUMMIT IIで優勝し、その賞金を「寄付する」と宣言したことは知っていましたが、具体的にどういうことに使うのか、何を考えてそういう考えに至ったのか、具体化するまでにどういうことがあったのか、はこの時初めて知りました。

般若さんは楽曲勝負のラッパーで、多くを説明する方ではありません。ただ、彼の話を聞いて僕は「その思考と行動の過程を本にまとめたい」と思いました。ラッパーとしてはもちろんですが、一人の大人の男としての進化と深化を感じたからです。

2019年に「武道館ワンマン」という目標を達成した時、彼は40歳になっていました。不惑。大きな目標を達成したあと、それでも続く人生をどう生きていくのか。それまでの日々を壁にぶつかりながら走り続けてきた般若さんが、「大きな目標を達成した後の人生」をどう生きていくか、同世代の僕としても非常に気になっていました。

2018年に刊行した彼の自伝的エッセイ『何者でもない』では、各章を「vs生い立ち」「vs金」「vs孤独」など「vs」で構成し、最終章を「with」としました。その時点で何かを考えていたわけではないのですが、「武道館ワンマン」後の彼は、まさに「with」という新たなテーマに向かって大きな戦いを挑んだように感じました。その表れのひとつが、2022年に始動した「FOR CHILDREN PROJECT」だったのではないでしょうか。カンボジアから帰ってきた彼からお借りしたノートにはこう書かれていました。

HIPHOPの核の部分は
助け合いだと思ってる。

自分の人生を生きるために現実の胸ぐらを掴んで走り続けた般若さんがたどり着いた、「助け合い」の境地。もちろん、そこに至るまでの過程は試練と痛みの連続だったようです。そして、カンボジアで井戸を掘るという行動を通じて、多くの学びと気づきがあったようです。

孤高のラッパー般若さんが自分の気持ちを率直に綴った『般若、井戸を掘る』、発売を楽しみにお待ちください。